こんにちは、不動産鑑定士の神田浩二です。秋もそろそろ終わりに近づき、いよいよ冬の訪れが近くなってきましたね。

今回は、ゲストハウス運営のノウハウについて書かせて頂きます。

Ｑ．古い住宅を購入して、外国人旅行者向けのゲストハウスを運営したいと考えていますが、どうすれば良いでしょうか？

Ａ．コロナ禍明けから、日本への外国人旅行者が急激に増えており、宿泊料金が安く日本の生活スタイルを体験できる外国人向けのゲストハウスが、飛騨高山でも再度活発化してきています。

そんなゲストハウスの運営のための注意点を簡単にまとめてみます。

　まず、多くの外国人旅行者は、電車か高速バスで高山駅まで来ることから、駅から徒歩圏の「立地条件」が重要となります。

大きなスーツケース等を運んで徒歩で移動することを考えますと、駅から徒歩１０分程度であることが、利便性や稼働率の点からも重要となります。

　次に、古い一戸建ての住宅を購入して、そのまま直さずゲストハウスにすることも出来ますが、外国人旅行者向けにリフォームをある程度行い、「ハード面でも充実させる」ことが大切です。

初めて訪れる旅行者が使い易い設備や家具に新調するだけでなく、より日本の文化に触れることが出来るような雰囲気にすることで、他のゲストハウスとの差別化を図ることも、利用客からの評価を高める点で重要となります。

そして、「ソフト面でも充実させる」ことが最も大切な点となります。

利用後の清掃をしっかり行い、次のゲストを迎える準備を怠らないだけでなく、外国人旅行者からのメールでの問い合わせ等に迅速に丁寧に対応すること、受付の際やチェックアウトの際などにコミュニケーションを図ること、飛騨高山らしい手土産を贈るなど、

はるか遠い国からわざわざ訪れてくれた旅行客の方々との触れ合う「おもてなしの心」が、手間がかかったとしても、結局はそれが良い評判となり、ネット上での口コミなどから稼働率が上がって、ゲストハウス運営の成功に繋がることとなるわけです。

これからゲストハウス事業を始めたいと考えておられる方、当社では自社でもゲストハウスを運営しておりますので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。