Ｑ．自宅のリフォームを検討しているのですが、どのように工事業者を選んだら良いのでしょうか？

Ａ．まず、リフォームによって希望の間取りやデザインにするだけとは捉えずに、一緒に必要な補修や補強をしておくことが望ましいです。

その理由は、せっかく希望の工事をしたとしても、適切な補修工事等をしていなければ、

早期に劣化や不具合が生じてしまうことがあったり、再工事が必要になって無駄な費用を負担しなければならなったりするためです。

そして、必要な補修や補強箇所を洗い出しするためには、工事前に専門家の住宅診断（ホームインスペクション）を利用しておくことをお奨めします。

これにより、今までに気づいていなかった問題点を発見できることもあり、一緒に工事することで結果的に総額を安く出来ることもあります。

　その上で、リフォームの希望をまとめ直してから、業者を探して相見積もりをとっていく流れが好ましいです。

　どの会社に工事を依頼するのか検討する上で、必ず通るべき道は、見積り依頼です。

見積りを複数の業者にお願いして比較検討する、つまり、相見積もりをとることは常識と言ってよいでしょう。

また、相見積もりは、各社ともに同じ条件で依頼しましょう。同じ条件で同じ希望を伝えた上で、どのような内容の見積りや提案が出てくるのかを比較検討することが、業者選びの良い選択材料になるのです。

　ただし、見積りを比較検討するなどと言うと、価格だけを意識してしまいそうですが、価格以外に大事なポイントがたくさんあります

まず、見積りを依頼した段階で、その住宅をしっかり見てくれているか、という点がポイントになります。また、見積りの内容をしっかり説明してくれる業者であるかどうかも大事なポイントになります。

　最後に、その工事業者の事務所に一度行ってみるのも良いでしょう。

事務所の雰囲気で自分に合うか合わないか、信頼できる業者かどうかなど、案外と分かるものです。価格だけで判断するのではなく、自分の希望をうまく取り入れてくれるかが、最大のポイントですよ。